当道場は針すなお師範が1990年に佐賀で創設された高伝館の流れをくむ道場です。かつて『本物はすべて無駄なく美しい』と提唱した針師範が創始した体の杖(たいのじょう:杖術)を稽古しております。
まずは体術の稽古そして体の杖の順に稽古します。杖術とはいえこれは合気道そのものだと思います。それは互いに武器を持ちながらも相手の手の内に入り、打つ、突く、叩く、投げることで相手を制する。
もちろん試合はありません。取り杖に対して打太刀もしくは打ち杖が仕掛ける。体術の一教、四方投げ、入り身投げ、呼吸投げを想起する技が多々あります。常に相手との間合い、運足に留意し、余計な一歩などは怪我の元となります。円の合気道と直線の体の杖の融合する瞬間が体感できます。これからもどうぞよろしくお願いいたします。