【東京武道館/東京都主催】令和6年度合気道錬成講習会の報告


 東京武道館/東京都主催 令和6年度合気道錬成講習会が令和7年3月20日(木・祝)に東京武道館第一武道場にて開催された。本事業は東京武道館及び東京都の主催で2年に一度開催され、午前の部の講師は櫻井寛幸本部道場指導部師範と野中力樹本部道場指導部指導員、午後の部の講師は難波弘之本部道場指導部師範とアレクシ・セシナス本部道場指導部指導員が指導された。 最初に東京武道館の寺内館長による開会の挨拶、引続き東京都合気道連盟の藤城理事長が挨拶された。
 その後、参加人数37名、都連役員12名が爽快な汗をかきながら講習会がスタートした。

 午前の櫻井師範の講習は、「基本技における体捌きの確認」というテーマのもと相手と〈身体を合わせることを意識〉しての片手取り転換から始まり、立ち技からの呼吸法、続いて〈身体の入替を意識〉しての横面打ちからの四方投げ・入り身投げ、一教、小手返し、その後は〈身体を開くことを意識〉しての肩取りからの第二教へと展開して指導が行われた。終始、体捌きを大切にしていくという事を中心に午前中の講習が終了した。

 午後の難波師範の講習は「転換の体捌きから基本・応用技への転換」をテーマに、〈手のひらの表・裏(陽・陰)を意識して〉の転換法。続いて〈相手と一体となり相手の動きに合わせて〉の各種転換法へと続いた。同じく、手のひらの表・裏(陽・陰)を意識し相手と一体となっての片手取り入り身投げ、呼吸投げ、回転投げへと展開された。 さらに大先生の言葉である「右手を(陽)に、左手を(陰)に」を引用し、(陽)の手をあげ、(陰)の手を下げる事をイメージしての天地投げ。〈相手の動きを意識して〉の自由技。終始、相手の状態に合わせ手の(陽・陰)を意識して技をかけるよう指導され、午後の講習を終えた。

 午前・午後、それぞれ2時間近い講習会もあっという間に終了し非常に密度の濃い 稽古となった。

 講習会終了後、閉講式において難波師範による講評が行われ、令和 6年度合気道錬成講習会は無事に終了した。



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