令和6年7月28日(日)港区スポーツセンター武道場1に於いて、東京都合気道連盟主催による令和6年度初心者指導法講習会が開催されました。講師に森智洋本部道場指導部師範をお招きし、33団体56名、役員9名が参加しました。
集合写真撮影の後、東京都合気道連盟井阪理事の司会のもと開会式が行われました。主催者挨拶にて東京都合気道連盟大田勤副理事長より、猛暑の中の参加に対しての感謝と怪我や熱中症への注意が述べられました。続いて今回の講師である森師範より、「初心者指導法について普段行っていることではあるが有意義な講習会にしたい」とご挨拶を頂き、司会者より港区合気道連盟・数家誠司理事長の紹介がありました。
講習会は13時20分から1時間半行われました。準備体操では腰の落とし方等の指導もあり、受付で配布されたレジメに沿って進められました。森師範は、「高尾山、富士山、日本アルプス、エベレスト、それぞれ登山方法が異なるように、初心者指導法はこうであるという正解がない。道場ごとの目的に沿った指導法を考えて欲しい」と述べられ、転換を例にした目的別指導法が提示されました。次に、全習法と分習法について説明がありました。『分習法』について森師範は、「一つの動きを分けて、分けて指導することにより要素ごとに上達することができるが、最終的な完成形の意識が薄れることがあるため、最初にその全体像を提示することや、何を行っているか目的の提示も必要である」と述べられました。続いて、『分習法』による転身の動き、受けの動き(後ろ受身・つながりを作る・抑え技受身・前回り受身)、取りの動き(入身投げ・一教・四方投げ・座技呼吸法)をご指導いただきました。
閉会式にて森師範より、「初心者を教える場合は指導者が見本を見せなければならない。今日は基本的なことしか行っていないが参考にしていただきたい」と総評を頂き、初心者指導法講習会は無事に終了いたしました。