石原忠男会長を偲んで



調布合気道会 理事 西村美佐子

石原忠男会長との出会いは、十五歳で拳勇館道場に入門した時でした。大谷一枝先生の下、兄妹弟子としてとても親しみやすく接してくれました。お仕事の都合で五年程、群馬で生活された期間もありましたが、大谷先生の傍らにはいつも石原会長がいて、深い信頼で結ばれているお二人の絆が特別な安心感を与えてくれ、私が合気道を長く続けてこられたのもこの安心感に包まれていたからかも知れません。


会長になられてからも人の悪い事は一切言わない、いつも穏やかな人柄は変わらず、子供達に「先生、鼻毛出てる〜」などと言われても、「なに言ってるんだよ〜」と優しい笑顔で応じておられました。本当に皆に愛され慕われた先生でした。石原会長が守り育てて下さった調布合気道会。その教えを大切に、これからは私達が守り育てて参ります。沢山の感謝と思い出と共に。
石原会長、本当にありがとうございました。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。