東京都合気道連盟初心者指導法講習会は7月23日(日)、講師に(公財)合気会合気
道本部道場指導部指導員 鈴木俊雄先生をお迎えし、一般財団法人 港区体育協
会・港区合気道連盟の協力の下、港区スポーツセンターにて開催された。
全員での写真撮影の後、開会式で、東京都合気道連盟藤城清次郎理事長より主
催者挨拶が有り、「今回、記念すべき第一回目の初心者指導法講習会が開かれま
した。初心者を実際に指導されている方、次世代を担う指導者の方を加盟団体より
推薦していただき多数の参加、感謝申し上げます。本日は通常の汗をかく稽古では
なく、道場内での所作から、基本的な指導の仕方についての研修となります。」と講
習会の目的を説明した。また、ご来賓の港区体育協会 渡邉建一副会長・専務理
事の紹介を行い、港区合気道連盟神田昌邦会長、数家誠司理事長へ講習会への
協力の謝意を述べた。
講習は14:00から開始し鈴木先生の御指導の下、後ろ受け身からスタート。「後ろ受
け身で大切なことが三つあります。」、「後ろ受け身で何の為に膝をつくか考えてみま
しょう。」という鈴木先生からの質問に全員で初心者指導法を考える形式で講習が進
行した。先生からの質問が続き、「どうして相手に近い方の膝をつくのか。更に単独
受け身と相対受け身の違いは。」、「正面打ち一教の時、なぜ上で相手の手を掴ん
ではいけないか。」など初心者が疑問に感じるポイントを丁寧に実技を交え説明して
いった。
更に講習会の後半では、「初心者が三ヶ月ぐらい経ったら細かいことを教えすぎ
ず、自分で考えるように導いて下さい。」、「言葉には出来ない学びのところを、投げ
る、投げられる稽古を通して初心者が感じとれるよう引き上げて下さい。」とより深い
テーマに掘り下げてゆく内容だった。道場内でのエチケットや正面への礼の所作を
含め講習は15:45に終了した。
参加者から講習後の感想を聞くと、「自分の体では分かっていたことだが、今回の
講習で色々納得できた。今後は初心者からの質問にも答えられる自信が付いた」と
好評だった。
その後16:30から18:30まで情報交換会が包丁や田町駅前店で開催され、講習会参
加者とともに鈴木先生を囲んで楽しい一時をすごした。
(記:梶浦 真)