平成二十七年度東京都合気道錬成大会は、東京合気道連盟創立三十周年を記念
し、植芝守央道主をお迎えして、東京武道館大道場で六月十四日に道主特別講習会
として開催された。
午後十二時三十分植芝守央道主を中央に参加者全員で記念写真を撮影、その後、
十二時四十五分から開会式となった。
国家斉唱の後、小林正明副理事長の開会の辞に引き続き、主催者である藤城清次
郎理事長が「東京都合気道連盟は、昭和五十九年十一月に結成され、ここにめでたく
三十周年を迎える事になりました。今日までご尽力頂いた道主始め、関係各機関、歴
代理事長・役員の皆様、本部の諸先生方、会員の皆様に改めて感謝申し上げます。」
と挨拶。
次に植芝道主より「東京都合気道連盟発足三十周年記念しての平成二十七年度東
京都合気道錬成大会の開催おめでとうございます。東京都合気道連盟は、発足以
来、現在では百五十九団体、八千人を有する連盟になりました。この錬成大会を機
に相互の絆をより一層深められ、更なる発展・充実をされる事を願います。」と挨拶。
最後に長達矢東京武道館館長より「東京都合気道連盟創立三十周年記念錬成大
会誠におめでとうございます。連盟のこうした大会は東京武道館に於いての他の団
体の大会と比べても最も参加者が多い大会となっており、当館として感謝を申し上げ
る次第であります。」と挨拶があった。
午後一時より道主の特別講習会が開始、道主自ら、立技・座技・半身半立技の各種
基本技を示され稽古を指導した。「合気道は取りと受けがその技を真摯に稽古するこ
とに意義があり、決して争うようなことはしないことです。」と懇切丁寧に説明された。
約五百名の参加者は皆、最後までしっかり吸収しようと真剣に稽古に取り組んだ。午
後二時三十分予定通り道主特別講習会は終了した。
午後四時三十分から会場を千代田区の日本教育会館に移し、百二十名の出席者で
情報交換会が開かれ、盛会の内に終わった。
写真はこちら