江戸川環七合気道クラブ代表 木下悦子
去る5月10日東京都合気道連盟のご推薦にて、公益財団法人東京都体育協会より
生涯スポーツ功労者の表彰をいただきました。光栄きわまりないこの表彰をいただき、
身の引き締まる思いをしております。
私の合気道は北マリアナ連邦のサイパン島で峰岸睦子先生との出会いから始まり
ました。自宅から職場、職場から道場、道場から自宅がそれぞれ車で5分という環境
であった為、一年350日の稽古に明け暮れました。道友にも恵まれ、また、日本から
近いこともあり、たくさんの方が日本から稽古に来島してくださいました。すでに故人
となられましたが、大谷一枝先生、市塚勇先生も稽古に来てくださいました。
日本には1999年に帰国しましたが、浦島太郎の私に大谷先生、市塚先生からはい
ろいろお声掛けをいただき、合気道を続けるきっかけとなりました。また、本部道場合
気道学校に入学し、植芝守央道主先生、関昭二先生、大澤勇人先生、小林幸光先生
にご指導いただき、現在にいたっております。
江戸川環七合気道クラブはサイパン時代の峰岸先生の熱ある指導に影響を受け、
指導を始めました。また木下道場は江戸川環七合気道クラブで育った高校生が部活
で稽古時間が合わない等の諸事情を解決する為に、自宅1階を道場に改装し設立し
ました。会員そしてご父兄の多大なご協力をいただき、小さいながら充実した稽古を続
けております。
このスポーツ功労者の表彰をいただきましたのは、ひとえに、今日までご指導いただ
きました、植芝守央道主先生、本部道場の諸先生方、尾﨑晌先生、峰岸睦子先生、東
京都合気道連盟の役員の皆様、江戸川環七合気道クラブそして木下道場の皆様、今
日まで一緒に稽古をしてくださったすべての道友の支えによるものと心より感謝し、御
礼を申し上げます。と同時に、皆様からご教示頂きました数々のことを糧として日々精
進していく覚悟でございます。本当にありがとうございました。