令和6年度東京都合気道演武大会が11月16日(土)に東京綾瀬の東京武道館にて開催された。参加は84団体、870名に上った。この数年にわたるコロナ禍の記憶に未だ完全には消えない中での開催であったが、昨年の開催に続き、熱意にあふれる合気道家たちが参集した。
大会は、寺内定雄東京武道館館長、平田みつよし東京都議会議員、大矢根匠江東区議会議員、林典夫合気会常務理事、山本高英合気会監事、藤谷護人合気会評議員らにご臨席を頂いた。東京都合気道連盟木下悦子副理事長の開会宣言の後、藤城清次郎理事長の主催者挨拶として「来年、東京都合気道は40周年の節目を迎え、大会を周年行事として盛大に執り行います。本日は皆様に稽古の成果を存分に演武していただき40周年を迎えるはずみとして頂きたい」との挨拶により始まった。
藤城理事長開会式挨拶
開会式の様子
第1部および第4部は団体演武であり、袴・白帯・色帯と幅広い層が入り混ざっての演武がなされた。それぞれの道場の個性豊かな演武が行われ、実にその特長がよく現れていて、熱のこもった見応えのある演武であった。
第2部は、大会初となる本部道場会員による演武で、日々研鑽している精鋭たちのはつらつとした演武の披露があった。40名による参加であった。
第3部は各団体の推薦による39名に個人演武を披露いただいた。年齢は22歳から85歳と実に幅広い層による演武であった。
櫻井 寛幸 本部道場指導部師範演武
最後に、本大会の締めくくりとして、合気道本部道場指導部櫻井寛幸師範、桂田英路師範、鈴木俊雄師範、中村仁美指導員に模範演武をいただいた。技は、立技、座技、短刀取と幅広く、スピーディーかつ力強い技の数々をご披露いただいた。熱意溢れた3時間はあっという間に終わり、大田勤東京都合気道連盟副理事長の閉会宣言のもと、大会は成功裡に終了した。なお演武大会の開催にあたっては、朝8時30分から東京武道館に各団体から集ってくれた150名を超えるサポートスタッフの協力があってこそということを記したい。(記 安藤)