令和5年 3月4日(土)・5日(日)東京都(足立区)地域社会合気道指導者研修会が東京武道館で開催されました。
主催:公益財団法人日本武道館/公益財団法人東京都スポーツ文化事業団東京武道館/公益財団法人合気会/全国都道府県立武道館協議会
後援:日本武道協議会/東京武道館武道協議会
主管:東京都合気道連盟
中央講師として(公財)合気会合気道本部道場指導部大澤勇人師範、有馬隼人指導員が実技指導を担当し、4日午後は地元講師として藤城清次郎東京都合気道連盟理事長、木下悦子東京都合気道連盟副理事長が講義、講習を担当しました。3月4日 10時、東京武道館サービス担当小川樹青様が開会式を司会進行され、村上修史東京武道館館長、中央講師大澤勇人師範、藤城清次郎東京都合気道連盟理事長のご挨拶をいただきました。
その後、大澤勇人師範、有馬隼人指導員の実技指導がありました。内容は指導法の着眼点、段階を踏んで技の一つ一つの指導、受けと取りの最初の雰囲気と次の技への移る時の大切さ、受けが攻める時、取りが攻める時、声をかけながら稽古する、など多くの学びがあり、今後の稽古および指導に活かすことができるとの感想をたくさんいただきました。
午後の講義は第1班、2班に分かれ、講義 A 「スポーツにおける怪我と病気と救命救急」の講習が行われた。講義 B「女性指導者の普及について」の討議が行われました。
講義 A 始めにこの講習の趣旨を講師から説明があり、「各道場の指導者が道場や街中で遭遇するであろう緊急の場面で速やかに適切な対応が出来るように、実際に救命処置を学び体験をして頂きたい」と話された。当日は足立消防署からお二人の署員にお越し頂き、人体模型を使用し人工呼吸法や胸骨圧迫の方法体験させて頂きました。
更に実際に AED を使い、使用手順と救命救急の一連の流れを学びました。折しもこの講習の最中に、隣の大武道場で、ある武道の全国大会が開催されていました。その参加者のお一人が急に倒れ心停止の状態になりました。幸い会場に看護師さんがおられて素早く処置され、息を吹き返し病院に搬送され事なきを得た事がありました。ごく身近に事故が起こることを実感した次第です。
講義 B は少人数にわかれ、都連としては初めての討議形式をとり、活発な発言をいただき盛り上がりました。また、小グループでしたので他道場の状況がわかり、交流もできたとの感想をいただきました。課題が「女性指導者の普及について」でしたが、この紙面では書ききれないほどのご意見・アイデアをいただきました。問題提起もありました。ライフステージに合わせた稽古形態を考える必要があるでしょう。女性稽古人の増加に比例し、女性指導者も増加すると見込まれます。今回のご意見・アイデアは今後の活動に生かし更なる合気道の発展につなげていくべきでしょう。最後にグルーブ別の発表がありましたが、グループリーダーのプレゼンテーションが大変上手で時間が足りなく残念でした。4 日の参加者75名、役員 9 名でした。
2 日目の 3 月 5 日は午前、午後 大澤勇人師範、有馬隼人指導員の緊張感あふれる実技指導が行われ15時45分に終了し、その後閉会式が行われ、参加者には修了証が授与され、解散しました。5 日の参加者は 73 名、役員 9 名でした。