第9回全国合気道指導者研修会(国庫補助対象事業)の報告


 第9回全国合気道指導者研修会(国庫補助対象事業)が昨年11月5日(金)~11月7日(日)の2泊3日で千葉県勝浦市の日本武道館研修センターにて開催されました。

 この研修会は、合気道を指導する中、高校の教員、保健体育指導者に対し合気道指導法の実技、講義を行い、学校における合気道の指導充実を目的としています。研修会には、現在合気道授業を行っている、これから授業の導入を考えている保健体育科教員が参加され、同時に各都道府県の代表者も参加し都道府県における活動の報告がなされました。

 一昨年は、新型コロナウイルス感染により中止となり2年ぶりの開催となります。開催とはいえ、感染予防を徹底するため従来3~4名収容されていた部屋に1名の宿泊に限定し、参加人員も25名に絞られました。小生藤城も都連を代表し参加いたしました。

 1日目は、午後2時から開講式があり、(公財)合気会理事長として植芝守央道主がご挨拶をされ、続いて(公財)日本武道館吉川英夫事務局長のご挨拶を頂き研修会がスタートしました。初めに植芝充央道場長の講義・稽古があり、休憩後本部道場指導部金沢威師範による「感染予防を考慮した指導方法」のテーマで講義がありました。

 2日目は、午前9時から「中学校指導法講習①②」(講師:梅津翔本部道場指導部指導員)と「全国指導者研修①」(講師:尾﨑晌全日本合気道連盟理事長及び森智洋本部道場指導部師範)の二手に別れ午前中一杯研修が行われた。「全国指導者研修①」では、都道府県代表が4ブロックに別れ「時代に即した指導者像」のテーマでフリートーキング、その後ブロック別に発表があり、我々東京、富山、新潟のブロックは東京が発表者となりました。昼食を挟んで午後1時30分から、前川直也、立木幸敏両講師による「 子どものやる気を高める指導方法を考える―スポーツ心理学の知見から-」 のテーマで講義がありました。30分の休憩の後、「中学校武道必修化指導書」のDVDを視聴、その後4時から講師金沢威本部道場指導部師範による「中学校指導法講習③」が午後5時30分まで行われ2日目が終了した。

3日目は午前9時から講師林典夫合気会常務理事による「全国指導者研修②」 があり、10時から閉講式が執り行われ、3日間に亘る研修会が終了しました。

(記・藤城)