平成31年3月2日、3日(10:00-16:00)、平成30年度東京都(足立区)地域社会合気道指導者研修会が綾瀬の東京武道館において開催された。
3月2日の開会式は、東京武道館 小川香アナウンスにより進行し、開会通告を東京武道館 森内保明課長が行い、主催者挨拶 (公財)日本武道館 振興部片岡正徳副参事、東京武道館 寺内定雄館長に続き、主管団体挨拶 東京都合気道連盟 藤城清次郎理事長が行った。講師は以下の4名である。
中央派遣講師
藤巻宏 (公財)合気会合気道本部道場指導部師範
松村光 (公財)合気会合気道本部道場指導部指導員
地元講師、
藤城清次郎 東京都合気道連盟理事長
大田勤 東京都合気道連盟副理事長
参加者数は、1日目141人、2日目129人であった。
東京都合気道連盟理事は合計12名が参加し、研修会のサポートを行った。
*3月2日集合写真
実技は、藤巻師範より、「基本の動き」、「稽古法について」という内容に沿って2日間の研修が行われた。転換、一教、二教、三教、呼吸投げ、入身投げ、四方投げ、天地投げ、小手返しなどの基本技をベースに、相半身、逆半身を技の動作の中ではっきりと区別した稽古法や、送り足、継ぎ足、歩み足の実技での使い方、多人数での立ち位置や目付を重視した掛り稽古法等が指導された。例えば両手持ち天地投げの例では、各道場で逆半身、相半身のどちらを主体に稽古するかで道場毎のそれぞれの特色がある。研修では、普段組んだことのない人同士、お互いに相半身、逆半身のどちらからでも入身、転換の体捌きが出来るようにという指導がなされた。
*藤巻師範の御指導
*多人数での掛り稽古法
その他、全員での呼吸法や、稽古後のストレッチ体操、大先生が書物に残された技を、一動作毎に正確に文章を読み上げながら再現して行う稽古法が披露された。
*大先生の著書の内容を再現する稽古法
藤巻師範の実技指導の他、藤城理事長より、「第6回全国合気道指導者研修会」報告とスポーツに於ける倫理の講義が行われた。最近のスポーツ界における不祥事や、スポーツ関係者に求められるインテグリティとは何か、倫理ガイドラインに沿った講義がなされた。
大田副理事長の講義では、「合気道指導の手引き」に基づいた合気道中級指導の一考察が片手相半身入身投げの足捌きを中心とした実技指導を交えて行われた。
参加者に研修会の感想を聞いてみたところ、「送り足、歩み足は日頃稽古しているが、継ぎ足で技を行うのは今回初めてで新鮮だった。次回も是非参加したい。」と好評であった。
3月3日の閉会式では修了証が寺内館長より参加者に渡され、講師講評の後、森内課長から閉式通告がなされ研修会は無事幕を下ろした。
*修了証授与
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以上