第3回東京都合気道連盟初心者指導法講習会の報告


 第3回東京都合気道連盟初心者指導法講習会は令和元年7月28日(日)、講師に(公財)合気会合気道本部道場指導部指導員 日野皓正先生をお迎えし、一般財団法人 港区体育協会、港区合気道連盟協力の下、港区スポーツセンターにて開催されました。合計138名が参加しました。
 開会式は、東京都合気道連盟 大田勤 副理事長司会の下、小林正明 副理事長より、「本日は、汗をかくというより、初心者への指導法を学ぶ為の稽古です。」と主催者挨拶が有り、会場設営等協力を頂いた港区合気道連盟 数家誠司 理事長の紹介が行なわれました。
記念撮影写真
集合写真
 
 講習は13:12から開始。日野先生の御指導の下、準備運動、正座、受身の説明があり、「道場の正面に意識を集中すると、正面の前を横切るなどのタブーを防げる。」、「初心者のいいところを褒める。手がダメ、足がダメなど細かな部分のダメ出しばかりしない。全体的な動きを指導して、多少のことは我慢して目をつぶり、初心者が成功する経験を大切にして下さい。」とスタートしました。
初心者指導法講習
足捌き
 体捌き3種類(転回足、後ろ足から入身転換、送り足から入身転換)から2人1組となり、「動作を言語化する練習」、つまり実際にしゃべり、初心者に対して言葉で技を説明し動き方を導く練習を行ないました。隅落とし、四方投裏、表と初心者が受身を取りやすいように段階的な動作が示され、「恐怖心が減れば、体のこわばりも減ります。」と初心者指導時の心構えの説明がなされました。
講習会風景
 正面打ち一教表、裏では、1.上段で合わせたところから始め、2.肘を突き上げ、3.足を踏み込み、相手の腕を切り下げる、というように段階的な説明を行う練習をしました。指導者は、取りの状態で説明を行い、また受けの状態でも初心者を導く説明を行う必要があり、両方の練習を行ないました。その後、入身投げ、座技呼吸法と基本技中心の講習が続き、「初心者になるべく多くの成功体験を積ませて下さい。」と締めくくられ、講習会は15:00に修了しました。
日野先生御指導
その後16:00から18:00まで情報交換会が去年と同じ「包丁や」田町駅前店で開催されました。講習会参加者とともに日野先生を囲んで和やかな一時を過ごしました。
情報交換会
情報交換会
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参加いただいたみなさまありがとうございました。
(記:梶浦真)