第十二回国際合気道大会は、群馬県高崎市において九月二十七日(火)
から十月二日(日)まで開催された。
今回は最終日二日に参加した時の状況と感想を記載する。高崎アリーナに
於いて午前九時半より十一時まで開催された道主の特別講習会は、約二千人
((公財)合気会発表)の国内外の参加で今までで最大規模の講習となり、八百畳
の畳から溢れる人達もあった。
午後十二時半からの演武大会は、可児晋(公財)合気会理事の開会の辞で始ま
り、植芝守央道主の主催者挨拶、富岡賢治高崎市長の挨拶と続き午後一時過ぎ
に演武に移った。
第一部は国際合気道連盟と全日本合気道連盟選抜による演武エキシビジョン、
これも八百畳から溢れる演武となった。第二部では植芝充央本部道場長の演武、
第三部は本部道場指導者の演武、第四部は二十六団体による都道府県連盟演
武、東京都連盟は二百名を超える人数で、緑と黄の二面の畳に別れ、二分間の
演武となった。第五部は三十団体のIAF加盟団体の演武、第六部は講習会を指
導された師範による演武、最後に植芝守央道主の特別演武となり、演武大会は、
林典夫(公財)合気会理事の閉会の辞で午後四時半過ぎに盛会裏の内に終了し
た。
今回の道主による特別講習会と演武大会に参加して、国際合気道大会が回を
重ねる毎に着実に規模が大きくなっていると感じさせる大会であった。
達磨で有名な高崎で四年一度の国際合気道大会が開催され、七十ヶ国の海外
からの参加者と国内の参加者が多数、高崎駅周辺に参集した一週間であった。高
崎市民は合気道人口の多さにさぞ驚いたことと思われる。
四年後は再び、東京で国際大会は開催される。世界中の皆さん、四年後また会
いましょう。