加盟団体紹介


稲門合気道俱楽部 会長 塚田 秀美


 稲門合気倶楽部(トーモンアイキクラブ)は早稲田大学合気道会のOB・OG(約550名)で構成する社会人団体です。会員相互の親睦と現役学生(約50名)の支援を行っています。大学卒業後、合気道の稽古を継続している者も、また稽古から遠ざかっている人も誰しも月に一度は何気なく集まれる場を(リモートも含め)設けています。令和2年に60周年記念祝賀会を開催する予定でしたが、コロナ禍の為、残念ながら中止となりました。


 現役学生支援について、早稲田に限らず現在の大学生の中で2年生が最もコロナ被害を受けているようです。彼らが1年のときは大学への登校もままならず、地元で自宅からのオンライン学習に終始し、コンパも禁止。友達作りも満足にできませんでした。例年であれば全員で一致団結し汗水流して稽古に明け暮れる夏合宿、春合宿も三密を避けるべく中止となりました。このような状況で、やがて2年生が3年に進みリーダーとなり大学生活で初めて合宿を行うこととなります。


 当会として、60年を超える伝統を上手に次世代に引き継いで行ってほしいと願います。本年も学生がもっと元気を出して合気道の稽古に打ち込み、サークル行事に活躍できるように細やかでも支援をしてゆきたいと考えています。

(写真:現役学生支援活動として学生会室にプリンターを贈呈)


三菱合気道部 部長 高野 清二


 当部は昭和37年に創部、その名の通り、三菱グループ各社合同の合気道部です。

 部員は夫々所属企業の事情により国内外等への転勤者も出ますが、夫々の地で稽古を続けて居り、現在 大阪、湘南、長野に支部を設け、部員は100名に垂んとして居ります。

 道場はJR巣鴨駅のほど近い三菱養和会「思斉館」にあります。稽古は週3回(月曜朝、火・木曜夜)行い、毎月一回本部道場大澤勇人師範をお招きしご指導を受けています。


 一昨年2020年はコロナの感染拡大のため2月末から活動を休止しました。6月に入り状況が改善したことにから稽古を再開。事前の健康チェック、入館時の検温、手の消毒、道場の換気、マスクの着用などの対応した上で、距離をとって一人稽古(受け身、体捌き)から始め、杖を使っての非接触の稽古、秋頃には相手を変えずに体術と段階的に通常の稽古に戻してきました。(残念ながら稽古後恒例の飲食は再開できませんでした。)

 昨年2021年はオリンピック前1カ月ほど休止はありましたが活動を継続できています。とはいえ稽古への参加は各自の判断となっており、稽古をしている者、控えている者様々です。マスクなしで部員の顔を見ながら稽古する日を待ち遠しく思って居ります。


 今年2022年は当部創立60周年にあたります。本来ならこれまで通り五年毎に行って居ります記念演武会を開くところですが準備も含め見合わせとなって居ります。止まない雨はないという例えもあるように、来る日に向け不自由な状況でも最善を尽くし日々稽古に勤しんで居ります。


NTT東日本東京合気道部 監督 井阪 有一


 私どもNTT東日本東京合気道部は、NTTグループの職域を中心とした部員で構成されたクラブとなります。現在は、調布にあります弊社グループの武道場において毎週火曜日19時から20時で活動をしており、月2回、本部から小林幸光師範にお越しいただきご指導をいただいております。


 当部は昭和37年頃の設立で、当時の合気道新聞に第1回の演武会の記事を見ることができます。その後、合気会を離れた時期があったようですが、私が入部する頃には、本部から堀井悦二師範にお越しいただいておりました。その後、先生が神戸に道場をもたれるということで、小林先生に引き継いでいただき今日に至っております。

 職域を中心としたクラブではありますが、一般の方も門戸を開いております。お近くで稽古をされたい方は是非いらしてください。我が部では、何より基本技を大切にし、受身は丁寧に取ることに重点をおいて稽古しております。部には80歳を超える方もおられますが、元気に稽古されております。


 コロナ禍でしばらくは稽古を中断しておりましたが、10月より稽古を再開いたしました。当初は長く稽古できなかった状態からの開始でしたので、部員の体が動くか心配しておりましたが、最近では昔のように動けるようになってきたと感じております。ワクチン接種が進み、感染者の減少傾向がみられ、安心材料は増えているものの、まだまだ、マスク、うがい、手洗いの「基本」が大切であると感じております。