令和二年度東京都合気道連盟リモート演武大会開催


 感染拡大により東京都合気道連盟の事業をことごとく中止にしてきましたが、連盟として何かできることはないかとの観点で理事会で検討を進め、初の試みとしてリモート演武大会を開催いたしました。
開催の決定に至るまでには、一部に反対の声があったものの実現可能性を追求し、開催要領の検討、適用技術の確認、技術的検証等、これまで連盟事務局では経験したことのない手順を踏みました。更に、開催決定に漕ぎ着けた後は、動画登録マニュアルの作成、各団体からの動画登録相談への対応、動画の編集等、事務局担当理事の皆様の献身的な活動に多くの時間が費やされました。因みに、都連からの経費支出は皆無でした。
このような支援に支えられ、170を超える東京都合気道連盟加盟団体の内、稽古が再開できている団体の中から36団体が演武動画を登録し、それらを12月1日から14日までの間、連盟加盟団体に限定して公開し、リモート演武大会といたしました。
寄せられた動画は、各団体それぞれに工夫を凝らした内容で、普段の稽古の成果が存分に発揮されていると感じられるものばかりでした。個人演武や団体演武、また、体術から武器を使用した演武まで、幅広い演武を動画の中で披露頂きました。加盟団体の多くの会員の皆様にご覧いただけたものと思いますが、何れの動画も今後の稽古の参考になるものだったのではないでしょうか。
一部の団体からは、「リモート演武大会の配信につきまして、ありがとうございました。今回は通常の演武会とはまた別の緊張感や楽しさがあり、やりがいのある演武ができました。どの参加道場の演武も立派で、且つ、その道場の特色が出ていて、大変面白く勉強にもなりました。当会の会員もみんなリモート演武大会はよかったと申しております。」という感謝のメッセージが届けられました。
(記・神谷)